スリランカ出国までの過ごし方

2025/05/16

スリランカ

t f B! P L

 2014年11月末。

スリランカで1週間を過し、いよいよ出国の日がやって来た。

コロンボからバスで空港へ

ヒッカドゥワから乗ったコロンボ行きの最終列車は、午後7時ごろにコロンボフォート駅に到着した。

往路は一つ先のマラダナ駅を利用したのでコロンボフォート駅は列車で通過しただけだったけど、改めて降り立ってみるとやはり都会の駅といった感じ。駅の大きさも人の多さもマラダナや今回利用した他の駅とは全然違う。

外へ出ると通り沿いに食堂や売店が沢山並んでいる。

フライトは夜中なので時間はたっぷりあったけど、雨の降る中重い荷物を持ってウロウロするのも大変なので、賑やかな通りを素通りして空港行のバス乗り場へ向かった。

コロンボで時間を潰したい場合は、駅に手荷物預かり所があるらしいので、利用すると良いと思う。

空港行のバス乗り場はグーグルマップに表示されているとおりの場所にあった。

コロンボフォート駅からはほぼ一本道なので、途中街灯のない暗い道もあるけど迷わず辿り着けた。

空港行ハイウェイバスの乗り場は、グーグルマップに示されているとおり、駅方面から行くと一番奥の方にある。

どこにいても、コロンボのシンボル 、ロータスタワーが綺麗に見える。
バスステーションから見たロータスタワー
空港行のバスを探して屋根付きの通路を歩いていると、沢山の人が「どこ行くの?」「空港行のバスはこの先だよ」と声を掛けてくれるので迷うこともない。

通路の突き当りまで行くと、目の前にバスが止まっていた。雨が降っていたので番号は確認できなかったけど、空港から来た時と同じタイプのバスだったし、近くに立っていたおじさんが空港行のバスだと言うので間違いないだろう。

バスに乗るため外へ出ようとすると、先ほどのおじさんが「ここで待っていろ」と言ってバスの方に向かって大声で何か叫ぶと、バスの方から車掌さんが傘を差して迎えに来てくれた。
最後まで、どこまでも親切なスリランカの人たち🙏 ちなみに、車掌さんを呼んでくれたおじさんはただそこに居合わせただけの人のようだ。

バスはすでに満席で空いている席がなかったので、運転席横の荷物スペースに座らされた。それでも立ちっぱなしよりマシ。

バスはすぐに出発したけど、ハイウェイに入るまでは途中で乗客を拾っていくので、すぐに通路まで人がいっぱいのギュウギュウ詰めになった。

すぐに降りる人もいるかと思ったけど、空港までこの状態だった。ギリギリ座れて助かった。

約1時間で空港から来た時と同じバスステーションに到着した。

バスステーションの手前で車掌さんが集金に来た。向いに座っていた人が、先に300ルピー渡すのをしっかり見ていたので、値段を確認せず行きと同じ300ルピーを渡した。

車掌さんが運転席の後ろの席に山積みされたスーツケースの山を「これはお前のか?」とでも言いたげに指さして何か言おうとしたけど、山の上にちょこんと乗せられたバックパックを指して「私の荷物はこれだけだ」と言うと、何も言わずに他の乗客の集金に行ってしまった。そもそも、そこに私のバックパック乗せたのは車掌さんだし。

グーグルマップのレビューを見ると荷物の料金を取られたり、観光客と見るとボッタクられることもあるようなので、お金を出す前に料金を聞いていたら300ルピー以上払う羽目になっていたかもしれない。大きな荷物のある人は、乗るときにしっかり料金を確認したほうがよさそう。

市内行きのバスに乗った時と同じバスステーションに到着したのでバスを降りようとすると、運転手さんに止められた。数人の客を降ろすとバスはまた走りだし、最終的に空港のゲートのすぐ近くまで行ってくれた。

同乗していたスリランカ人の乗客でもバスが空港まで行くことを知らない人もいたようなので、これが毎回の事なのか、この時だけなのかは不明。だけど、降りたところから乗車はできない模様。

余った小銭の上手な使い方

空港にはかなり早く着いてしまったので、チェックイン開始まで数時間待つことになった。

小さな空港だと早めにチェックインできたりすることもあるので、ちょっと期待していたけどここでは無理だった。

バンダラナイケ国際空港の出発ホールは、思ったより大きく立派で綺麗だった。

中には土産物屋や食べ物を売っているお店が沢山あり、殆どが空港価格だけど、中には空港にしては良心的な価格のお店もある。

中途半端に小銭が余ってしまったので次に向かうインドルピーに両替しようとしたけど、最低両替金額に足らず断られた。

仕方が無いので、見た限り一番値段の安いパン屋さんでパンでも買おうかと思ったら、店員さんがトイレにでも行っているのか不在で暫く待っても戻ってこないので諦めて、少し高めのベーカリーで一番安いパンを買った。

ベンチに座ってパンを食べていると、端の方にコンビニのようなお店があるのが目に入った。

先にそっちへ行けば良かったと思ったけど、他のお店とは離れた端っこにあるので気が付かなかった。

少し休憩してコンビニを覗いてみると、街のスーパーと同じくらいの良心的な価格のものが色々ある。

空港へ来る前に買いそびれたサマハンという、日本でいう所の葛根湯のようなアーユルヴェーダのお茶の小箱が売っていたので買っておこうと思ったら、所持金を少しオーバーしてしまったので、サマハンの分はカード払いにして小銭消費に小さいお菓子をいくつか購入した。

レジでお会計を分けてもらおうと、「こっちはカード払いで、こっちは現金にしてほしい」と言ってカードと現金を渡す。

レシート一枚だけ渡されて、お釣りが返ってこないのでレシートを確認すると、全てカード払いで、現金の分は内金として処理されていた。

日本では当たり前にやっていることだけど、スリランカでそんな事ができるとは全く思いつきもしなかった。こんなことができるなら所持金全部内金にすればよかった...。

スリランカを馬鹿にした結果、120ルピー(≒60円)という使いようのない金額だけが手元に残ってしまった。次来た時のバス代くらいにはなるかな?

ということで、結論クレジットカードと現金の合わせ技で小銭を綺麗に消費することが可能。

空港ラウンジ初体験

オープン直前にチェックインカウンターに行くと、すでに数人並んでいた。カウンターがオープンし、すぐに順番が回って来るかと思いきや、マイペースな係員にマイペースなお客さんがコラボし、あと少しが全然進まない。

ようやくチェックインを済ませ、出国審査へ向かう。出国はいたってスムーズだった。

搭乗時間まであと一時間くらいあるので、免税店を少しブラついてから、空港ラウンジに向かった。

結構広い出発エリア

ラウンジはフードコートの隣

今回利用したPalm Stripラウンジ
これまで乗り継ぎを含め、色んな国の色んな空港を利用し、空港で寝泊まりしたこともあるけど、実はラウンジを利用するのは初めて。

空港のベンチで寝るのは割と平気だけど、ラウンジに入るのはちょっとドキドキする。根っからの貧乏性なのだろう。

なぜ今回に限りラウンジを利用しようと思ったかと言えば、単純にTrip.comの得点で無料でパスが手に入ったからに他ならない。

ラウンジの中は、奥のテーブル席と手前のソファー席に分かれていた。奥の方が人も少なく静かそうだったので最初はテーブル席に座ったけど、ソファー席の方が充電器やビュッフェコーナーに近いので移動した。幸いその時はまだ席が空いていたけど、その後ソファー席はすぐに埋まってしまった。

充電器は受付カウンターのすぐ横にあったけど、ちょっと分かりにくいせいか誰も使っていなかった。充電器に置いた携帯が見える席に座って食事をしていると、そこに充電器があることに気づいた人達が次々と充電しに来た。やはり他の人から見ても分かりづらいらしい。

食事はビュッフェ形式で、温かい物が提供されていた。おつまみのチーズやデザートも充実していて、味も普通においしい。肉類の入っていないメニューもあり、ベジタリアンでも食べられるものは沢山あった。夜も遅い時間なので食事はほどほどにしておこうと思ったけど、結局がめつくお腹いっぱ い²食べてしまった。

私はお酒を飲まないのでよくわからないけど、ワインやアルコールもあるようだった。

CAさんや航空会社関係の人の利用が多いようで、ソファー席には制服を着た綺麗なお姉さん達が席を占めていた。

中にいる間スマホを充電していたので、残念ながらラウンジ内の写真が一枚もないのは悪しからずご了承願いたい。

なにせ初めてのラウンジ体験だったので、他と比較しようがないけど、無料なら大満足のレベル。食事するだけなら十分だけど、シャワーなどは無いようだった。

まとめ

スリランカ旅行記最終回。

コロンボ市内から空港までのバス移動は、空港から市内より難易度は低いように思う。料金は荷物も含め事前に把握しておかないとボラれる心配があるので、クーグルマップなどで最新の情報を確認しておくと安心。

バンダラナイケ国際空港では出発ロビーの奥にコンビニがあり、小銭の消費や小腹を満たすのに便利。

今回利用した"Palm Strip Lounge"は通常料金25ドル(ホームページで確認)。無料で利用できるなら大満足だけど、25ドル出すかと言われると・・・・・無理。(個人の意見です)

深夜1時のフライトに乗るため、かなり早く空港に着いてしまったけど、時間潰しをするのにはそれほど困らなかった。

さて、人の優しさに思いっきり触れたスリランカの旅もこれでおしまい。

次はバンダラナイケから直行便で約1時間の南インド、バンガロールへ向かいます。























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